いわゆる「ウコン」とは、春に花が咲く
春ウコン(日本名:キョウオウ 学名:Curcuma aromatica Salisb)と、
秋に花を咲かせる
秋うこん(沖縄名:うっちん 学名:Curcuma longa L.)
の2種類があります。近いものだと
紫ウコン(ガジュツ)などがあります。
いきなりですが、「うこん」は薬ではありません。いわゆる生薬で、沖縄(古くは琉球王朝)では古来より幅広いはたらきを持つ植物として珍重され、生薬としてのはたらきが大きいだけではなく、食用、染料などでも使われております。琉球王朝時代には王府の専売品としており、王府の財源としていたと言われています。そのため今では信じられない事ですが一般の栽培は禁じられていたそうです。
沖縄だけのものというイメージが強いですが、薩摩藩の琉球侵攻後は薩摩藩によって全国に持ちこまれたそうで、大変珍重されたと言われています。しかし栽培するとなると、寒い冬では根が育たないため、本土で栽培は難しく、次第に沖縄独自の食品文化として形成されてたようです。
今は昨今のブームのため初めて「ウコン」いう名前を耳にしたという方も少ないかと思いますが、日本人ならほとんどの人が食べているカレーライス、材料のカレー粉の黄色が実はウコンなのです。割合的には20%〜40%もウコンが含まれています。それは「ターメリック」、とのお声があがりそうですが、ターメリックとは実はウコンのことなんです。かなり身近に感じますね!また、タクワンなどの食品着色として使われていたり、「鬱金(うこん)染め」「鬱金木綿」というように染料としても使われています。
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